AI面接とは?仕組み・「対話型」と「録画型」の違い・導入までをやさしく解説
公開: 2026/07/17 執筆: QRUU 編集部
AI面接とは、AIが面接官の役割を担い、候補者と質疑応答をしながら選考を進める仕組みです。大きく「対話型」と「録画型」の2方式があり、日程調整なしで24時間実施できるため、一次面接の工数削減と応募者の取りこぼし防止を目的に導入が広がっています。
AI面接とは何か
AI面接は、人間の面接官の代わりに AI が候補者へ質問し、回答を評価する選考手法です。候補者は PC やスマートフォンのブラウザからアクセスし、都合の良い時間に受験します。企業側は、面接にかかっていた日程調整・実施・評価記録の作業を自動化できます。
主に一次面接(スクリーニング)で使われます。応募者全員に同じ観点で質問できるため、面接官による評価のバラつきを抑えられるのも特徴です。最終的な合否判断は人が行い、AI はその材料となる記録と評価の下書きを用意する、という役割分担が一般的です。
「対話型」と「録画型」の違い
AI面接には大きく2つの方式があります。どちらを選ぶかで、候補者の体験と得られる情報が変わります。
- 録画型: あらかじめ決められた質問が表示され、候補者が回答を録画して提出する方式。実施はかんたんですが、回答に対する追加の質問(深掘り)はできません。
- 対話型: AI がその場で候補者の回答を聞き取り、内容に応じて次の質問を組み立てる方式。「その工夫はどんなきっかけで始めたのですか?」のような深掘りができ、経験の具体性まで確認できます。
録画型は「話す様子を確認する」用途に、対話型は「経験の中身まで確認する」用途に向いています。準備してきた答えの先まで聞けるのは対話型の強みです。
AI はどうやって評価するのか
多くのツールでは、回答の文字起こしをもとに、あらかじめ設定した評価軸(例: 論理的思考・経験の具体性・自社との適合)に沿って AI がスコアと所見を作成します。評価の根拠となる発言が引用つきで残るツールであれば、「なぜこの評価なのか」を人があとから検証できます。
注意したいのは、AI の評価はあくまで一次選考のたたき台だという点です。顔立ちや年齢・性別といった回答の中身と関係のない情報を評価に使わないこと、最終判断は人が行うことが、公平な運用の前提になります。
導入までの一般的な流れ
- ステップ1: 資料請求・相談 — 自社の採用課題(応募数・選考体制)を伝える
- ステップ2: トライアル — 実際の画面で質問設定と面接体験を確認する
- ステップ3: 質問・評価軸の設計 — 職種ごとの質問テンプレートを用意する
- ステップ4: 運用開始 — 応募者に面接リンクを案内し、評価レポートを見て二次面接へ進む人を決める
導入期間はツールや準備状況によりますが、QRUU の場合はご相談から運用開始まで最短2週間ほどが目安です。
候補者への配慮も忘れずに
AI面接は候補者にとってまだ新しい体験です。「なぜ AI 面接を行うのか」「録画データはどう扱われるのか」を案内文で伝える、都合の良い時間に受けられることを明記する、といった配慮が、候補者の不安をやわらげ辞退の防止につながります。
また、替え玉受験やなりすましの完全な検知は現在の技術では難しく、「本人確認まで AI が保証する」といった過度な期待は禁物です。深掘り質問によって回答の具体性・一貫性を確認する、という現実的な効果で判断しましょう。
よくある質問
- AI面接はどんな企業に向いていますか?
- 応募対応に手が回っていない企業、面接官によって評価がばらつきやすい企業、夜間・休日の応募者を取りこぼしたくない企業に向いています。会社の規模を問わず、一次面接の工数がボトルネックになっている場合に効果を実感しやすい仕組みです。
- AI面接の結果だけで合否を決めてよいですか?
- おすすめしません。AI の評価は一次選考の判断材料と位置づけ、最終的な合否は評価レポートと録画を確認した上で人が決める運用が一般的です。
- 候補者に嫌がられませんか?
- 好きな時間に受けられる・対人面接より緊張しにくいと感じる候補者もいます。目的とデータの扱いを事前に案内し、体験を丁寧に設計することが大切です。